MCTオイルのダイエット効果とは?空腹感がなくなると話題!
最近では、すっかりダイエットの方法が昔と変わりましたね。
ひと昔前なら、ちょっと食べすぎたから、食事を控えないと…と、普通に思っていたものです。
最近は、ダイエットもカロリーを抑えるのではなく、糖質を抑えて、エネルギーを消費する方向に進化しています。
そこで今回は、ダイエットのサポートにおすすめと言われる、MCTオイルについてご紹介したいと思います!
MCTオイルって、どんなもの?
MCTオイルって、皆さんは耳にしたことがありますか?馴染みないですよね。
でも実は、このMCTオイル、40年も前から医療の現場では、一部の患者さんの病院食を作るのに、使われてきたオイルなのです。
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その特徴は、簡単に言って中鎖脂肪酸100%のオイルということ。
オイルの主成分である脂肪酸は、飽和脂肪酸という炭素のつながりの長さによって、3つに分類されます。
・短鎖脂肪酸
・中鎖脂肪酸
・長鎖脂肪酸
一般的なオイル(サラダ油やオリーブオイルなど)は、ほとんどが長鎖脂肪酸で、長鎖脂肪酸の脂肪のエネルギー消費は、静脈やリンパ管を通り、脂肪や筋肉などに届き、一旦貯蔵されます。
そして肝臓にもともと貯蓄してあるエネルギー源(糖質など)が、活動により無くなってきたら、ようやく脂肪が分解されてゆっくりエネルギーとして消費されるのです。
このため、もともとあるエネルギー源が使いきれなかった場合は、体に溜まってしまいます。ところが、中鎖脂肪酸の脂肪(MCTオイル)は、肝臓に直接送り込まれ、消化しやすい性質のため、速やかに分解・エネルギー源として消化され、体に溜まりません。
これは、人間は飢餓状態に陥ると、肝臓でケトン体という物質を作り出し、それまで糖質をエネルギーとして使っていたものを、脂肪をエネルギー源に切り替えて活動するという性質があるみたいです。
その中鎖脂肪酸の脂肪を摂取することで、これと同じ状態、すなわち糖質がある状態でも、脂肪をエネルギー源とすることができ、体に蓄積された脂肪を分解し消費する手助けをすることができるという、すごくうれしいサポートが期待できるのです!
また、中鎖脂肪酸を含むオイルには、MCTオイルの他に最近ブームになったココナッツオイルもあるのですが、MCTオイルとは、少々種類が異なります。
中鎖脂肪酸は、炭素数によって、3つに分類されます。
・C8
・C10
・C12
MCTオイルはC8とC10で構成されていて、ココナッツオイルは、C8・C10・C12の全てで構成されています。
C8とC10は、抗菌作用とケトン体生成を活発にする作用があり、C12は、母乳にも含まれるのですが、抗菌作用と免疫力向上作用、そして美容効果(美肌)があると言われています。
また、MCTオイルは中鎖脂肪酸100%なのに対し、ココナッツオイルは60%ですので、ダイエットが目的であるなら、断然MCTオイル。穏やかなダイエット、もしくは現状維持と美容効果が目的なら、ココナッツオイルと、目的によって使い分けると良いですね。
MCTオイルのダイエット効果は?
MCTオイルの中鎖脂肪酸の効果により、摂取した脂肪だけでなく、体に蓄積された脂肪も、活動のエネルギー源として消費されるため、ダイエットに理想的なオイルであることは、先ほどまでご説明させていただいた通りです。
人間の活動のエネルギーというのは、本来はブドウ糖が1番目。それを、中鎖脂肪酸効果のあるMCTオイルを摂ることで、まず脂肪をエネルギー源にする体質に変えるという仕組みですね。
そのため、体が余分な脂肪や糖質を吸収しなくなり、摂取したエネルギーを消費しやすくなるということなんです。
また、中鎖脂肪酸には、水溶性の食物繊維である「ペクチン」も豊富に含まれるため、糖や脂肪の吸収を遅らせ、血糖値の急上昇を対策、インスリンの過剰分泌を抑えるサポートが出来るため、相乗効果で脂肪を溜め込むメカニズムを制することができます。
ペクチンは食物繊維なので、善玉菌を活性化し、腸内環境を改善しますし、水分を含んで便を軟らかくしてくれるので、お腹周りスッキリにも役立ちます。
MCTオイルで空腹感を軽減できる?
ダイエットの最大の敵は、空腹感ですよね!
でも、MCTオイルは、1番のエネルギー源をブドウ糖から脂肪に変えるサポートが期待できるので、ブドウ糖は温存され、血糖値は正常に保たれるため、ダイエット時のような空腹感を感じることがありません。
このため、スポーツをする方にとっても、効率的にエネルギーを代謝しながら、持久力は維持できるため、非常に期待されているオイルなのです。
本日のまとめ
MCTオイルは、中鎖脂肪酸100%で、エネルギー源として脂肪を活用し、体に蓄積された脂肪を分解・消費することができるすごいオイル!
ただし、注意点としましては、熱に弱いということ。揚げ油などには使えません。
そして、もう1点は、体質によっては、お腹がゆるくなることがありますので、まずは小さじ1杯程度から、試してみられると良いということです。
いや、ホントに、ダイエットの常識って変わりましたね。
もう、ぐ〜ぐ〜お腹を鳴らしながら、食べるのを我慢するようなダイエットは、古いのかもしれませんね!
ぜひ上記の記事も参考にしてみてください。