玄米は糖質制限ダイエット中にもおすすめ?栄養素を白米と比較!
テレビ番組を見ていて、ダイエット中や健康志向の芸能人が、「玄米食にしています」なんて話されているのをよく見かけるのですが、なぜ玄米食が良いのでしょうか?
確かに精米したお米は、胚芽や糠層を取り除いてしまっているので、玄米のように栄養価が高くないのは有名なことです。
そのため食事量をコントロールするダイエットにおいては、少しでも栄養をとれるほうが良いので、玄米にするほうが良いのだというのはわかります。
でも最近の主流である糖質制限ダイエットについて考えると、胚芽や糠層が無ければ中身は同じ米なんだし、糖質としては同じじゃないのかな?なんて素人は考えてしまうのですが…。
そこで今回は、糖質制限ダイエット中に、玄米がおすすめな理由や、白米との栄養素の比較についてご紹介します。
玄米の糖質量ってどれくらい?
糖質は、ダイエット中の人のみならず、糖尿病の人にも大きく関わってくる問題です。
最近特に、食後の血糖値の上昇と太る関係についても、一般的な知識として定着しつつありますね。
食後に急激に血糖値を上げないようにするために、まず野菜を先にいただくというような、食べる順番についても、かなり皆さんが周知するところとなりました。
では実際玄米の糖質というのは、どれくらいなのかというと、100gあたり約34gです。
ちなみに白米だと100gあたり37g。
あれっ?そんなに変わらないじゃない?と思われませんか?
そうなんです。そんなに大げさには変わりません。
では何が違ってくるのでしょう?
それは、GI値と言われる値です。
GI値とは、Glycemic Indexといって、炭水化物が消化吸収されて糖に変わる速度を相対的に表す数値のことです。
GI値が小さいほど、食後の血糖値の上昇が遅くなります。
玄米と白米をGI値で比べると、玄米が約56なのに対し、白米が約84となり、玄米の方が食後の血糖値の上昇が穏やかであることがわかります。
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「ファンケルの発芽米をお試ししてみた!炊き方が簡単で産地も安心?」
玄米は糖質制限ダイエット中におすすめ?
糖質制限ダイエットの定義とは、
厳しいもので、1日に糖質60g以下(1食あたり20g以下)
緩めのもので、1日に糖質140g以下(1食あたり46.4g以下)となります。
糖質は基本的には、炭水化物から取ることになりますので、食事全体で考えると、主に米が大部分を締めてきます。
糖質のみで考えると、白米を食べても玄米を食べても、さほどの差はないことは先にお伝えした通りなのですが、GI値を考えた場合、同じくらいの糖質でも、玄米の方が食後の血糖値の上昇は緩やかになるので、糖質制限ダイエットには、玄米のほうがおすすめだと言えるのです。
また2015年1月、琉球大学の研究グループが世界初の研究結果を発表しました。
それは玄米の糠に含まれるγーオリザノールには様々な健康効果があると言われていますが、中でも血糖値を上げる作用があるグルカゴンの分泌を抑制し、インスリンの分泌を促進し血糖値を下げる作用があるというものです。
このことは、糖尿病の発症も抑えますし、太るメカニズムにも大きくかかわってくるのです。
玄米の栄養素を白米と比較!
玄米をいただくのと白米をいただくのでは、栄養が大きく違うのですが、具体的にはどれくらい違うのでしょう。
玄米の中でも、発芽毒の心配がない、発芽玄米と白米を比べて大きく変わるのもをご紹介しますと…
ビタミンB1
白米の5.13倍 糖質からエネルギーを産生。皮膚や粘膜の健康維持。脳神経系の正常な働きにも関係。
ビタミンB6
白米の5倍 筋肉や血液などを作る時に働く。皮膚や粘膜の健康維持。
ビタミンE
白米の6.5倍 抗酸化作用により体内の脂質の酸化を防ぎ、老化や動脈硬化などの生活習慣病、その他の疾患を予防。
マグネシウム
白米の5倍 骨や歯の形成に必要。神経の興奮を抑えたりエネルギー産生の助けや血圧の維持に関係。
ナイアシン
白米の5.13倍 糖質・脂質・タンパク質から、細胞でエネルギーを産生する際に働く酵素を補助する不可欠な働きをする。皮膚や粘膜の健康維持を助ける。
ギャバ
白米の10倍 リラックス効果、血圧を下げる、中性脂肪の増加抑制効果。
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本日のまとめ
たとえ糖質制限ダイエット中でも、少しでも食べたいですよね。
ほんの少しの量であっても、罪悪感が軽くなる玄米は、栄養素や食後の血糖値の上昇の仕方を考えると、ダイエッターにはかなり頼もしい味方だと言えますね。
体型の維持や健康を気にする芸能人が、続々と玄米を選んで食べている理由がうなずけます。
たとえダイエット中でなくても、発芽玄米を選択するという食生活を、私もまじめに考えたいと思いました!