アマニオイルの保存方法は冷蔵庫?酸化しやすいので注意!
さまざまな健康効果により、ここ何年かブームが続いているアマニオイル。
最近はマヨネーズやドレッシングなどに商品化されたものも販売されていて、ますます身近なものになってきました。
しかしアマニオイルは、酸化しやすく劣化の早いオイルといいます。
そこで今回は、アマニオイルを無駄なく使いきるために、開封前・開封後それぞれの保存方法や賞味期限などについてご紹介します。
アマニオイルの開封前と開封後の保存方法は?
開封前のアマニオイルの保管については、常温で日光の当たらないところにで問題ありません。
キッチンにある床下収納なども良いかと思います。
また冷蔵庫に余裕があるようなら、開封前から冷蔵庫に入れておいても問題ありません。
販売店の中には、アマニオイルの在庫は、未開封であっても冷蔵保存しているところもあります。
ですのでご家庭でもスペースに問題がなければ、未開封のうちから冷蔵保存されても問題ありません。
開封後については、アマニオイルが酸素に触れることになります。
酸素に触れると、酸化が始まり、酸化すると変質してしまいます。
基本的な取り扱いとしては、使用後はきっちりとフタをすること。
また冷蔵庫に入れて保存しましょう。
変質したオイルは体にとって非常に有害であることがわかっています。
例えば変質したオイルとして、外国ではすでに規制が始まっている「トランス脂肪酸」。
トランス脂肪酸は、加工したオイルの脂肪酸が高温処理されたり、水素を添加されることで生じると言われています。
トランス脂肪酸の影響は、血中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らしてしまうといわれていて、血管の内部に脂肪が蓄積され、動脈硬化をまねく原因になるといいます。
アマニオイルについても、フタをきちんと締め、冷蔵庫に入れて保存するということを守るだけで、酸化を予防することができますので、早めに使い切るようにしましょう。
アマニオイルの賞味期限は?
アマニオイルの賞味期限も、開封前と開封後では違ってきます。
開封前であれば、1年程度のものが多くなっていますので、必ずパッケージで確認するようにしましょう。
開封後はきちんとした保存方法を守り、なるべくなら1か月程度で使い切るようにしましょう。
特にアマニオイルは、一度に大量に使用するようなものではなく、毎日一定量を継続して摂取することに意味があります。
そうすると、家族の人数を考慮して、だいたい1か月で使い切れる量が算出できるかと思います。
1か月程度で使い切れる量に適した容量のものを購入するように心がけてください。
アマニオイルが酸化してしまったら?
アマニオイルは、開封後、長い期間が経ってしまったり、高温で加熱されたりすることで、酸化してしまいます。
たとえ開封後冷蔵庫に保管していても、長期間が経つうちに、酸化によって風味が落ちてきますので、香りをかぐことで、以前と違う嫌な風味を感じたのなら、残念ながら廃棄するべきです。
アマニオイルが酸化・劣化したものは、人により表現はさまざまではありますが、とても嫌な風味がしますので、きちんとわかると思います。
ただ比較的高価なオイルなもので、捨てるのがもったいない気持ちになってしまうんですね。
ですがそこは、なんのためにアマニオイルを摂取しているのかを思い出し、古くなったものを無理に摂取せず、次に購入する時は、無駄にしないようにしましょう。
本日のまとめ
アマニオイルの最高品と称されるものは、寒冷地で栽培された、オーガニックで無農薬栽培の亜麻で、溶媒を使用せずに低温圧搾法(コールドプレス)により採取されたものです。
また保存料などの添加物のないものを選ぶのが良いといわれています。
購入する際に、ボトルが遮光タイプになっているかどうかもポイントになります。
開封前の保存は常温で構いませんが、直射日光はアマニオイルの劣化を早めてしまいます。
さらに酸化しやすいオイルであるアマニオイルは、特に開封後の扱いに注意しましょう。
フタをきちんと締め、冷蔵庫で保存し、約1か月で使い切ることが大切です。
上質で新鮮なアマニオイルの効果・効能を存分に得るために、ぜひ気をつけてくださいね。