乳酸菌の摂りすぎは何故下痢を誘発する?意外な理由まとめ!
乳酸菌と言えば、昔は便秘改善の代名詞の食材でしたが、今では菌の研究が進み、免疫力アップ、更にはガン発症のリスクを減らすにまで幅広く健康に良いイメージが増えるばかりになっていますね。
そんな今でもヨーグルトの宣伝などでも最もポピュラーでメジャーなのは便秘改善。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、腸内環境を整えて便秘体質の改善が期待されます。
便秘に乳酸菌はもちろん必要ですか、下痢や軟便気味の人にも腸内環境を整える為に乳酸菌は欠かせません。
女性は便秘体質の方が多いですが、私は全く逆で体調や脂っこいものを食べるとゆるくなってしまう体質です(笑)。
下痢になった場合も、腸内の善玉菌が減ってしまうので、乳酸菌などの補給は不可欠です。
そんな下痢と乳酸菌の関係を今回は掘り下げて行きたいと思います。
乳酸菌は身体にいいけど、摂りすぎはよくない?
便秘や下痢、ストレスなど様々な原因により腸内環境は意外と乱れやすいものです。
画像引用元:http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/lactic-acid-bacilli/
乳酸菌をヨーグルトより確実に沢山摂れる医薬部外品はありますが、持ち運びが不便だったり(私はピルケースで持ち歩こうとしましたが、移動などで錠剤がボロボロになってました…。
また、別容器にむき出しで入れるのも、衛生的にはよくありません。)コスト的にも、続けるとちょっとヨーグルトよりお金がかるし、ヨーグルトなら手軽だし、小腹の足しにもなるし…。
とヨーグルトに走るのは私だけではないと信じたいです(笑)!
商品によっては『こんなにちょっと!?』と言いたい程のサイズで売っているものもあれば、たっぷり大容量のものもありますよね。
後ほど詳しく説明しますが、良かれと思い乳酸菌のものを食べて、一緒に脂肪分も摂ってしまっている事もあるので、チーズなど、製品によっては食べ過ぎを気を付ける必要がある場合もあります。
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乳酸菌で何故下痢を引き起こすの?またその理由について!
不要な乳酸菌は排泄されるのに、乳酸菌と摂りすぎで何故下痢になってしまう人がいるのでしょうか?
それは、乳酸菌自体ではなく、乳酸菌が作り出した酢酸や乳酸が大腸の排便の活動を活発にしてしまい、下痢をしてしまうのです。
乳酸菌の摂りすぎじゃない場合にも、ストレス、加齢による腸自体の機能の低下、お酒の飲み過ぎ、脂っこいものを食べて下痢を起こす人もいます。
まず、ストレスは人によっては胃酸が出過ぎて胃が痛くなる人もいますが、逆にストレスで胃酸の分泌が減ってしまう人もいます。
そうなると、胃酸でなくなる筈の悪玉菌がそのまま腸内にいってしまい、ビフィズス菌などの善玉菌が減ってしまうと、下痢になりやすい原因になります。
また、脂っこいもので下痢になってしまうのも、胃で脂分がきちんと分解されないまま腸内に行くと、脂も腸を刺激して、きちんと分解、吸収されないまま出て行ってしまうのが原因です。
胃と腸はつながっていますから、胃の調子がよくないと下痢を引き起こしやすくなるのです。
いくら下痢止めを飲んでも、下痢が改善されない人は、胃の機能が低下している為下痢をしていることもあるのです。
お酒を飲み過ぎて下痢をなってしまうのは、おつまみが脂っこいものだったり、そもそもの水分の摂りすぎもありますが、アルコール自体が胃の働きを鈍くさせてしまいます。
さらにお酒に含まれているアルコールは体内で解毒され、水と二酸化炭素に分解されます。
その分解された水分を腸が吸収しきれずに、また、脂っこいおつまみを食べていたら腸が刺激され、脂が追い打ちをかけて下痢を起こすのです。
下痢にならない為の1日の乳酸菌の摂取量の目安はあるの?
乳酸菌には1日に摂取する制限はあるのでしょうか?
実は乳酸菌は、足りなければ腸内で仕事を果たす為に腸内に留まりますが、不必要な場合は排泄されるのが殆どで、具体的な1日摂取の制限は今の所設けられていません。
同じものばかりを大量に摂取するのはあまりよくありませんし、食品によっては豆乳などのように1日の摂取量に注意が必要なものもあります。
乳酸菌の製品に含まれている菌の種類や商品によっては、1日の目安量がある場合があるので、食べたり飲んだりする際に、パッケージに記載がないかをチェックすると良いと思います。
また、人によっては、1日摂取量の目安の記載がな飲料商品でも、乳酸菌飲料などをがぶ飲みすると下痢をしてしまう人もいますから、自身の身体と相談して摂りすぎない方が良い方もいます。
また、乳酸菌を含む食材には脂肪が多いものもあります。
乳酸菌を摂取しようとした食材に脂肪が多い場合は、脂肪が腸に刺激を与え下痢を引き起こす事もあるので食べるものの成分表示は確認しておくべきだと思います。
また、乳酸菌の摂りすぎで下痢を引き起こす人も、自分の腸と相談して摂るのが良いでしょう。
それがどれくらいかというのは、どれくらいの乳酸や酢酸の刺激でその人の腸が下痢をしてしまうか個人差があるので、明確な数値はないですが、飲料であれば1日コップ1杯200ml程であれば差し支えない量と言えるでしょう。
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今回の下痢と乳酸菌についてのまとめ
下しそうな時に限って遅刻しそうだし電車だし…などの体質改善にも乳酸菌は必要ですが、逆に摂りすぎが仇となる人もいます。
下痢が続くと、酸度の高い便がお尻を刺激して痔になってしまったり良くない副産物を引き起こしたりします。
腸内事情は人それぞれです。下痢が続いて、ひどいときは乳酸菌の食品を控えた方がいい場合もあります。
ひどくなる前の予防にも、乳酸菌は活用出来るものなので、食べる量も自分の腸の様子を見ながら上手に乳酸菌を活用して、体質改善が出来るのがベストだと思います!